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ごあいさつ
「すすんで仕える者になろう」
本校は、カトリックの精神に基づき、「人を大切にする心」と「ともに生きる喜び」を育む教育を大切にしてまいりました。その歩みの中で今年度、私たちは新たな学校目標として「すすんで仕える者になろう」を掲げています。
この言葉の根底には、イエス・キリストの生き方があります。聖書には、「人の子は仕えられるためではなく、仕えるために来た」(マルコによる福音10章45節)という言葉があります。これは、力や立場によって人の上に立つのではなく、むしろ人のために自らを差し出していく生き方こそが、本当の豊かさであることを教えています。
また、本校の教育理念の創始者ドン・ボスコ(聖ヨハネ・ボスコ)は、若者たちに対して「愛されていると実感できる教育」を実践しました。そして彼が大切にしていた言葉の一つが、「Faccio io(ファッチョ・イオ)【 わたしがやります】」です。誰かに任せるのではなく、自分から一歩踏み出す。この姿勢こそが、周囲に希望と信頼を生み出していくのです。
さらに、聖書のカナの婚宴のエピソード(ヨハネによる福音2章1~11節)において、聖母マリアは困っている人々の姿に気づき、さりげなくイエスに取り次ぎました。大きな声で主張するのではなく、必要に気づき、静かに行動する。その姿は、「すすんで仕える」ことの美しさを私たちに教えてくれます。
本校では、このような福音の精神とドン・ボスコの教育理念のもと、生徒一人ひとりが「自分から動く人」へと成長することを目指しています。日々の学校生活の中で、友のために行動すること、誰かのために力を尽くすこと、その積み重ねがやがて大きな愛となり、社会へと広がっていくと信じています。
人のために生きるとは、時に自らをささげる犠牲を伴うものです。しかしそれは、失うことではなく、愛のうちに自分を完成させていく道でもあります。本校は、そのような「生きる力」と「愛する力」を育む場であり続けたいと願っています。
これからの時代に必要とされるのは、知識や技能だけでなく、人のために心を動かし、行動できる人です。本校での学びが、その第一歩となることを心より願っております。
皆様とお会いできる日を、心より楽しみにしております。

