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MORNING TALK

朝の心

“新しい装いは命の輝き”

2005.04.26
朝の心

 二学期に入り、高校文化祭、体育大会、中学体育祭と行事が相継いだこともあって、驚くほど速くこのひと月が過ぎたように思います。気がついたらもう10月です。
9月は天侯も不安定で、秋らしい日はなかなか続きませんでした。10月こそきっとさわやかな秋晴れの日が続いてくれることを願いたいものです。
さて、今月は衣替えの季節です。街全体が秋色に変わります。街往く人も、店の中も、電車の中も一斉に冬に向けての色に変わっていくのが何とも面白いと思います。
人や街がそうであるなら、それ以上に野や山の自然の装いは秋色に、そしてやがて冬色に彩りを変えていきます。
四季の変化とともに、生活の装いも、色合いも、心もようまでも変わっていくのがわが国の大きな特徴であり、また恵みでもあります。
しかし、見落としてならないのは、季節の移り変わりとともにその装いを変えていく自然はその度に命の成長を遂げていくということです。
野山がもみじ色に染まり、やがて葉を落としていくその葉元にはすでに次の命の芽吹きが始まっています。
春になり、夏になって辺りが緑色に覆われる頃、自然はまたひと回り成長しているのです。
私たちも同じです。季節が巡って衣替えを繰り返すたびに、私たちもまたひと回り成長していなければならないのです。
中学生として、高校生として衣替えをしながら、そこに成長した自分を見つけるのです。
今皆さんは夏服から冬服に衣替えをしております。昨日よりさらに成長した自分がありますか?
新しい命の息吹は感じられますか?中学生は中学生らしく、高校生は高校生らしく、学校生活を充実させていくことを期待します。

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