MORNING TALK
朝の心
“はじめ良ければ・・・・・”
- 2005.04.26
- 朝の心
年が明け、新学期が始まりましたが毎日の過ぎるのがなんと速いことでしょう。間もなく一月も終わりです。皆さまの年明けは如何でしたか?新たな世紀の幕開けということもあって、どこか特別な気持ちもあったのではないですか?いつもと違う何かがあるといいですね。私は、どうしたことでしょう!うれしいことが相次いであり、今年は幸先の良いスタートをきったような気がしています。『はじめ良ければすべて良し』の言葉どおりにこの一年がうまくいけば良いのですが、果たしてどうなるでしょうか?新年が明けて間もなくのことでした、昨年の春に卒業した生徒のお母さんからこんな話を聞きました。「少しでも家庭の負担を軽くしようとの思いからでしょうか、正月休み返上でアルバイトをしていた息子が、つかの間の休みに帰ってきました。ところがたいした話もしないままに息子はまた慌しく大学に帰っていってしまいました。やるせない気持ちで、掃除をするために空っぽになった息子の部屋に入って驚きました。机の上に一通の封筒と走り書きしたメモが置いてあったのです。そこにはこう書いてありました。『いつもありがとう。弟にはお年玉上げたけど、お父さんとお母さんには何をあげていいのか分らなかったので、アルバイトでいただいたお金を置いておきます。良いように使ってください。』・・・いつもブスッとしているあの子がこんなやさしい子になっているなんて・・・。いつの間にこんな心の子に育ってくれたのでしょう・・・。うれしくて・・・。ありがとうございました。」“ありがとう”と言われてどうして良いのか弱ってしまいましたが、一緒に感動してしまい、胸の奥にジーンとくるものを感じていました。今年はなんだか良い年になりそうな気がします。