“コラッジョ！コラッジョ！”今年の朝の心は学院の初代校長、チマッチ神父の言葉を紹介しながら私たちの問題を考えています。今日の言葉は“コラッジョ”という言葉です。彼は私たちが心配げな表情をしている時、いつもそばに来て、“ダイダイ！コラッジョ、コラッジョ”、「さあさあ！心配しないで、ガンバレ、ガンバレ」と言って励ましてくれておりました。イタリア語の“コラッジョ”という言葉は「勇気」といった意味を持っています。私たちは新たに何かに取り組もうとするとき、どうしても躊躇したり、尻込みしたりするものです。始めてしまえば何でもないことでも、あれこれ心配して、結局は何もせずに終わってしまうようなことがあります。それは単に決断力に欠けるということではなく、信頼の拠り所を持っていないということなのかもしれません。よちよち歩きの小さな子供は、お母さんが見えるところでは何の恐れもなく、公園中を歩き回り、次々に新しい発見をしていきます。その子にとってお母さんの見える範囲が世界なのです。しかし、お母さんを見失ってしまうようなことになったとき、恐怖のどん底におちいり、泣き出してしまいます。チマッチ初代校長の“コラッジョ”という言葉の中には「心配しないで、いつも神様が見ているから・・・・。」という意味合いが込められているのです。神様がついているから新たな一歩を踏み出せる。信頼を寄せることのできる相手があるから、挑戦できる。さあ！だからあなたも“コラッジョ！コラッジョ！”