MORNING TALK
朝の心
“成長”
- 2005.04.26
- 朝の心
昨日は一日、身体測定でした。昨年とくらべて成長した自分に驚いたり、喜んだりの一日だったと思います。成長といえば、小学校時代よく歌った、中山晋平作曲の「背くらべ」を思い出します。「柱のきずはおととしの5月5日の背くらべ」という歌詞を覚えていますか。この歌を歌いながら、家の柱に兄と一緒に自分の背丈の記録を彫ったことがありました。私よりもうんと上に引かれた線を見上げながら、いつかは兄ちゃんに追いつき、追い越すぞと思ったものです。残念ながら、その願いはかないませんでしたが。さて、成長期にある皆さんは、年々、自分の身体的な変化や発達に驚きと、戸惑いを感じることもあるでしょう。けれども、忘れてならないのは、心の成長ということです。昨年の自分とくらべて、心が成長したでしょうか。この点に関しては、それを推し量ることは難しいものです。では、身近な例として、いつまでも自分のことばかり優先しているか、周囲の誰かに気配りができるようになったかを考えてみてください。心の成長のためには、日々、自分を振り返って、今日これからどんな自分でありたいかを考え、行動していくことの積み重ねが必要なのです。さらに、自分の努力だけではなく、人から与えられる豊かな心によって、心を豊かにされるのです。そのことに気付き、感謝してほしいです。