MORNING TALK
朝の心
おたまじゃくし
- 2005.07.05
- 朝の心
先日新聞にこんな記事がありました。おたまじゃくしは、水槽に入れたままにしていると、ほとんどがかえるになる前に死んでしまうという記事でした。
おたまじゃくしを水だけの水槽にいれたままでは、蛙になる前にほとんどが死んでしまいます。しかし、そこに小石や小枝をちょっと置けば、一呼吸でき、うまく蛙になれるのです。つまり、一呼吸できる場所、安心して休める場所が必要だということです。
京都の出版社に勤める虫蛾宗博さんは、公共の場に、一呼吸できる場所、安心して休める場所を増やしていこうと7年前から呼びかけています。滋賀県の能登川町立図書館を訪れたことがきっかけだったそうです。館内は天井が高く、そこには何枚ものタペストリーが雲のようになびき、ゆったりと風が流れているようで、居心地がよく、安心感を与えてくれる場所がそこにはあるそうです。
私たちも、日々の生活の中で、一呼吸できる場所、安心して休める場所を見つけてみてはいかがでしょうか。そして、私たち自身も癒しを与える人、安心感を与える人になっていきたいものです。