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MORNING TALK

朝の心

フット・プリンツ(足跡)

2006.02.07
朝の心

「フット・プリンツ(足跡)」という話があります。
一人の男がある晩、夢を見たそうです。それは自分の人生の夢でした。彼の人生を示す砂浜に、二組の足跡がついていました。よく見ると、それは、自分の足跡とイエス様の足跡でした。それを見て、男は、イエス様が自分と一緒に歩いておられるのがよくわかったそうです。しかし、あるところを見ると、一人分の足跡しかありませんでした。それは彼の人生の中で、一番つらく苦しい時期であったそうです。それを見た男は、イエス様に文句を言いました。
 「イエス様。いままであなたが、私と一緒に歩んで下さったことはわかりますが、私が一番苦しいときに、なぜ、あなたは私から離れてしまったのですか。」と訴えました。
 するとイエス様は、「その足跡をよく見なさい」と言われました。そこで彼は、もう一度足跡を見ました。すると、それは自分の足跡ではなく、イエス様の足跡でした。
 イエス様は言われました。「この足跡はあなたの足跡ではなく、わたしの足跡です。あなたが人生で最も苦しいときに、わたしはあなたを背負って、困難から助け出したのですよ。」

わたしたちは自分が苦しいとき、自分一人でいると錯覚してしまいがちです。しかし、一番苦しいときこそいろんな人が自分のそばにいてくれるのです。わたしたちはそのことに気づいてないだけなのかもしれません。

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