MORNING TALK
朝の心
13歳のハローワーク
- 2006.09.21
- 朝の心
これから話す話は、日向学院で倫理を教えていた時代の話です。
「電車に乗っていると、こういう会話が聞こえてきました。『「お前、将来何になりたいんだ。」「僕は弁護士になりたい。そのためには、司法試験の合格率の高い大学を狙おうと思っている。その大学に入るには○○高校が有利だと友達が言うんだよ」「ああ、確かにあの大学はそこがいいかもな。」「そうだろう。もう一つの選択肢は××中高一貫校がいいとも聞いているんだ。」』
さて、皆さんはこの話をしている子供の年齢が分かりますか。という問いかけを倫理の授業でしましたが、正解者はいませんでした。しかし、今の時代の君たちは答えられると思います。
大人のような会話ですが、正解は塾帰りの小学生の会話です。自分の人生設計を考え、そのためには何をしなければならないのかということを考えている君たちの仲間がいます。
日向学院の図書館にも入っていますが、「13歳のハローワーク」という本に、様々な職業が紹介されています。自分の人生は自分で作っていくものです。何になりたいのか、何を勉強したいのか、まだ漠然としているかもしれませんが、一度見てください。「13歳」と書いていますが、大人が見てもためになります。何になりたいのか、どの道を歩けばいいのか、迷っている人がいたら、試しに本を開いてみましょう。あなたの世界が見えてくるでしょう。