昨日、プロ野球日本ハム・ファイターズの田中幸雄選手が２０００本安打を達成しました。　プロ入り２２年目での達成は最も遅く、達成までに費やした試合数も２番目に多い２２０５試合目での達成です。
田中幸雄選手は都城高校の出身です。もちろん２０００本安打達成は宮崎県出身者としては初めてのことです。守備でも田中選手はショートの連続３３９守備機会無失策の記録も持っています。
　ただ、昨年日本ハム・ファイターズが日本一になったにもかかわらず、田中選手自身の成績は最悪で、１年間で１５本のヒットしか打てませんでした。そして年俸も６０００万円から２０００万円にダウン。しかし彼は腐らずに淡々と自分のやるべきことをしてきました。
２２年間、うまくいった時も、うまくいかなかった時も、怪我に苦しんだ時も、いつも目標を持って地道に頑張ってきました。だからこそこの日があるのです。何かビッグなことが、わたしたちに突然もたらされることはまずないと言っていいでしょう。夢や目標は、田中幸雄選手のヒットのようにまさにコツコツと一本一本積み重ねでいくことでしか達成されないものなのです。しかしそれが一番難しいということもみんな知っています。だからこそ価値があるのです。（2007年5月18日）