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MORNING TALK

朝の心

潤いのある生活

2008.02.27
朝の心

神は人を創造された日、神に似せてこれを造られ、
男と女に創造された。
創造の日に、彼らを祝福されて、
アダム(人)と名づけられた。
           創世記5章1節〜2節
           
 アダムは人の名前と考えられがちですが、男と女の総称をアダム(人)と名づけています。よく見落とすことですが、男の名前ではなく、女もアダムと呼んでいたことが分かります。人を総称する言葉でした。後に楽園から追い出され、女にエバ(生命を生み出す者)という名が付けられて、初めてアダムは男の名前になりました。
 アダムの語源はアダマー「土」でした。ヘブライ語には母音がないので、アダムはADMと書きます。この語にはいくつかの意味が込められています。頭の二文字ADを切り離すと「エード」という言葉になります。これは「水分、湿り気」のことです。
人間を構成する要素の一つは「潤い」となります。「潤い」はラテン語でhumor、すなわちユーモアのことです。それは自分の欠けたところを受け入れる心のゆとりでした。
ここから考えると、潤いのない人は人間ではないということになるでしょう。
人とは潤いにあり ― 日々心にとめたいものです。

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