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MORNING TALK

朝の心

ほめること

2011.02.10
朝の心

ヨハネ・ボスコ神父は、ほめ言葉の名人でした。そっと子供に近づき、軽く肩に手をかけ、その子供の長所をいたって自然に、そして簡潔にほめていました。ほめられて嬉しくない人はいないでしょう。ほめ言葉を使うことは、人間関係を良くするための、最も直接的で、効果的な方法です。お世辞とは別のものです。ほめ言葉は真実のことを本心から言いますが、お世辞は、心にもないことを口先だけで言う言葉です。ほめ言葉は、相手の良い点を発見し、理解し、知らせてあげることで、自分のためのものではありません。お世辞は自己の利益のために放つ言葉です。
 ほめることは、何か大きな立派なことをした時にだけ言う言葉だと考えている人がいますが、そうではありません。どんな小さなことでも、皆さんが「いいなあ」と心に思った真実のことをすぐに伝えればいいことです。きれいな字を書く人だなあと思ったら、そのことを伝えればいいし、親切だなあと思ったら、そのことを相手に伝えればいいことです。
 ヨハネ・ボスコ神父が多くの人に喜びを与えたように、皆さんも多くの人を喜ばせてください。

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