MORNING TALK
朝の心
本当の学び
- 2011.02.17
- 朝の心
昔は遊びやゲームあるいは仕事のやり方などにマニュアル書は存在しませんでした。遊びやゲームは野外で行うことが多く、地域の子供たちが上級生と共に遊びながら、ルールを学び、それぞれに与えられた役割をどのように果たすべきかを学んでいきました。失敗することがあったとしても見守られながら学んだのです。そういう遊び方を通して、上下の役割や人への優しさ、地域の連帯性、社会性を培いました。また対戦する相手チームを上級生達が研究し戦略を練り、下級生と共に戦っていく体験を通して、自ら動き学ぶコツを身につけていったのです。その時に培われた経験をもとに、仕事のやり方を学んだのです。社会では手取り足取り丁寧に教えてくれる人はいません。熟練者の中で、苦労しながら学ぶことの方が、力がつくし、身につくのです。それは幼い頃からの体験の賜物です。
今はマニュアルの時代ですが、本当に自分の身につくやり方は、自分で苦労して学ぶことだと思います。そのことを心にとめて、今のあなたの生き方を眺めて欲しいと思います。