MORNING TALK
朝の心
祈りとは
- 2012.02.09
- 朝の心
お祈りとは何ですか。という問いかけに、皆さんはどのように答えますか。祈りにかかわる授業や行事は私たちの生き方に様々な影響を与えてくれます。そして祈りについて、私たちは多種多様な思いや考え方を持つようになります。ただし、多様でありながらも、共通点があります。それは、私たちと「神様」との間にコミュニケーションをもたらすということです。
神様にただ言葉をおかけすることが祈りであると私たちは思いがちです。けれども、祈るときは手を合わせることにしても、それらは私たちの内側にある何らかの原因によって生じる行為だと思われます。その動機こそ実は神様から祈ることを促されていることなのです。
ある時は丁寧な言葉で祈ります。また苦痛にさいなまれているときにも神様に呼びかけます。自分のことだけでなく、他の人のために代わりに必死になって祈ることもあります。時には無言のメッセージを無意識のうちに神様に送っています。
私たちの祈りは「聖なる場所」で祈ることだけが祈りではなく、「生きている今」、「ここ」からいつも祈ることも祈りなのです。ですから今日の一日を神様にささげる意識があれば、これも祈りとなります。神様は私たちの思いに先掛けていつも耳を傾けてくださり、人間に働きかけてくださいます。遠慮せずに日々の生活の中で祈りと祈る心をもって歩むとすれば、私たちの人生を豊かなものに変えてくれることでしょう。