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MORNING TALK

朝の心

三原武博監督

2012.07.06
朝の心

写真  今、宮崎で最も旬な人、話題の人を知っていますか。それは学院の高校野球部の監督である三原武博先生です。学院にテレビ、新聞などの取材がよくきます。そのため、新聞やテレビなどを通してもう知っている人も多いと思いますが、三原武博監督がこの夏の大会でもって勇退されます。43年間、学院の保健体育の教師として、そして高校野球部の監督として学院で尽くしてくださいました。これまで600人以上の部員を育て、夏と春に甲子園出場も果たしました。43年間も一つの学校で高校野球の監督を務めた人は宮崎県では誰もいませんし、全国的にみても少ないと思います。その意味では今大会は本人にとってはもちろんこと、野球部員も、そして学院にとっても特別な大会となると思います。
しかし、だからといって三原監督自身、矛盾した表現ですが、特別な気持ちを持っているわけではありません。読売新聞の取材には「今年だけが特別なわけではない。どの夏も特別だ」という気持ちをもって今大会にも臨んでいらっしゃることが書かれていました。その言葉に三原監督の人柄がよく表れていると私は思います。つまり、43年間、どの試合もどの大会も一つひとつ大切にコツコツと戦ってこられたということです。逆に言えば、今大会だけでなく、一つひとつを特別な意味をもってどんなチームであっても全力で戦ってこられたからだと思います。その地道な積み重ねが今の三原監督への注目、尊敬、そして教えてもらった生徒たちが慕う秘訣なのでしょう。
 今週土曜日からいよいよ夏の大会の県予選が始まります。学院は日曜日8日午前9時からアイビー・スタジアムで試合をします。高校3年生は進研模試があったり、中学校では一日体験入学があったりして行けない人もいるかと思いますが、行ける人はぜひ応援に行ってほしいと思います。


写真は華道同好会 指導者 原南游先生の作品

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