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MORNING TALK

朝の心

チマッティ神父のすすめ

2013.02.08
朝の心

「若いうちにあらゆることに慣れるようにしなさい」。好き嫌いなく、何でも食べられるようにしなさい。
「主な外国語を学ぶようにしなさい」。さもないと、後で大変、大変苦労します。
「どんなベッドにも慣れるようにしなさい」。固い方がよい。そうしないと、後で大変、大変苦労します。
「いつも神との一致を保つようにしなさい」。そうしないと、後で困難や恥かしさに耐えられなくなるでしょう。
「あらゆる科目を一生懸命、一生懸命に勉強しなさい」。
「できるだけ、良い習慣や聖徳を身に着けるようにしなさい」。他のことなら補うことができますが、聖徳だけは欠かせない最善の条件です。
(『チマッティ神父〜本人が書かなかった自叙伝〜』)
 
 これらの言葉は、1926年チマッティ神父が来日する途中、中国の上海から、それまで活動していたヴァルサリチェにいる教え子たちに書いた手紙の一部分です。
なぜこの手紙を紹介したかというと、チマッティ神父を団長とする9人のサレジオ会員が日本宣教のために来日した記念日が、今日2月8日だからです。手紙に書かれた「すすめ」は、来日から87年たった現在、学院で学んでいる私たちにとっても、大切な「すすめ」となるのではないでしょうか。
この手紙は、とてもチマッティ神父らしい結び方で締めくくられています。「残念ながらこういうことを書くこの私にも、これらの多く事が不足しています。これらの欠点を補うために皆さんのお祈りをお願いします」と。

サレジオ会来日記念日にあたって、学院の創立者チマッティ神父のすすめを大切にしていきましょう。
写真
写真は校長室にある華道同好会作品:中崎由唯さん(1−C)

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