MORNING TALK
朝の心
99の欠点を見ないで、その1つの良い点だけをみるべきである
- 2014.01.23
- 朝の心
XIN CHAO!!!
皆さん、こういう話があります。
ある日、先生が小さい紙切れを生徒たちに配って、次のように言いました。
「皆さんがある部屋に入ってみると、その部屋の隅にほこりだらけの蜘蛛の巣がかかっていたとします。さあ、皆さんはそれを見てどう考えますか」。
さっそく生徒たちはペンをとって思い思いに自分の意見を書き始めました。40人の生徒たちの答えは大体、次のようなものでした。「まず、その部屋に蜘蛛の巣があるのは、ずっと長い間、掃除をしなかったからだと思います」「その家の人が注意しなかったので、蜘蛛の巣が残ったのだと思います」「その部屋を使っている人が怠けたからいけないのです」。以上がほとんどの生徒たちの返答でした。
しかし、一人の生徒の紙にはこう書いてありました。「巣があるのはその部屋に蜘蛛がいた証拠だと思います」と。この返事はもちろん当然すぎるほど当然な答えかもしれませんが、ちょっと考えてみましょう。
私たちは物事を判断するとき、多くの場合、批判的に、不足、欠点、他人の不注意などを指摘する傾向があるのです。物事を良い意味に解釈すること、そして、どうしても良い意味にとれないときは、せめて素直にありのままを認めることが大切なことです。
聖フランシスコ・サレジオの有名な言葉があります。
「他人に九十九の欠点があり、たった一つしか良い点がなくても、九十九の欠点を見ないで、その一つの良い点だけをみるべきである」。
皆さん、聖フランシスコ・サレジオの言葉に習いましょう。他人の欠点ばかりを見るのでではなく、良い点を見ることも大切です。特に日々の生活の中で努力していきましょう。
CHAO!!