MORNING TALK
朝の心
他人は自分の姿を見るためのとても良い鏡
- 2014.06.09
- 朝の心
ある大学で心理学の時間に、先生が次のような質問をしました。「皆さんが嫌いだと思っている人の名前をできるだけ多く、30秒のうちに書き出してください」と。皆はストップウォッチの合図とともにいっせいにペンをとりました。一人しか考えつかない学生もあり、また、12人も名前を書きだした学生もありました。この調査からとても面白い結果が得られました。それは、一番多く嫌いな人の名前を書き出した者が、クラスの中でも、一番嫌われている学生だったのです。
私たちが、日常生活の中で、どうもあの人が好きになれないと感じることがあるなら、落ち着いて自分自身を反省する必要があります。一番嫌われている学生の例から分かるように、嫌いな人に欠けていると思っている性質は、実は自分に欠けているものです。他人は自分の姿を見るためのとても良い鏡なのです。