MORNING TALK
朝の心
猫の眼
- 2014.07.14
- 朝の心
子供のときに、「ネコの眼はなぜ真っ暗なところで光るの?」と何回も尋ねたことがあります。そして、大人からいろいろな説明を聞きました。
「ネコの眼は発光体で光を放つ力を持っている。燐(りん)のようなもの、または、何か光を発するものがネコの眼の中にあるので、あのように光るのだ」と説明を聞いたことがありました。しかし、あとになってこれは本当ではないと知りました。
実際は、ネコのひとみは人間よりも遥(はるか)に大きく広がります。だからちょっとした光、光線までもとらえることができます。真っ暗だと思える場所でも、まったく暗闇というのはごくまれです。普通に暗く見える場合でも、何らかの光はあるものです。ネコの眼はこれらのわずかな光までも、全部集めてしまうので、輝くわけです。
私たちも勉強やその他のことにおいて、時にチャンスもなく、希望もなく、光もない真っ暗闇にとり残されたと感じることがあるかもしれません。そんなときに、ネコのまねをしてみましょう。たとえ、どんな困難や不利な立場におかれたとしても、必ず利用すべきチャンスがあり、つかむべき機会があるに違いありません。落胆、失望は絶対に禁物(きんもつ)です。