Good morning, everyone. How’s it going?

先日、録画していたNHKのスーパープレゼンテーションという番組を観ました。宇宙飛行士のクリス・ハドフィールド氏のプレゼンテーションでした。カナダ生まれの彼は9才のときにアポロの月面着陸を見て宇宙飛行士になることを夢見たのです。そして、夢がかなって1992年に宇宙飛行士として採用され、2001年にカナダ人として初めて船外活動を行いました。
　プレゼンテーションでは、彼は船外活動での体験を語りました。ハドフィールド氏は船外の宇宙空間での作業中、突然目が見えなくなりました。しばらくして、再び見えるようになったのですが、その時彼がパニックに陥らなかったのは、宇宙に来る前に何度も最悪の事態をシュミレーションしていたからだそうです。最悪の事態になったとき、どうすればよいかを考え、それをまず実行するのです。また、他の仲間に助けを求めることもできます。ハドフィールド氏は危機管理について、次のように言っています。「大事なのは、本当に危険なのは何なのかを見極めることです。最大のリスクは何なのか？何か悪いことが起こりそうだ……という漠然とした不安に惑わされてはいけません。本来怖がる必要のないものに対しては、見方をかえていくこと。そうすれば、それまで見えなかった、まったく新しい世界が見えてきます。」
　私たちも、不安にとらわれることがあるかもしれません。しかし、その不安は本当は恐れる必要のないことなのに、ただ漠然と不安になっているだけかもしれないのです。
　今日は、イエスのカリタス会のシスター前田智晶さんが作られた「恐れないで」という曲を紹介しましょう。

♪恐れないで　わたしは　あなたを救う神
恐れないで　いつでも　あなたとともにいる

水の中を通るときも　あなたはわたしの手を引いた
救いの水辺にともに歩き　心静め　ついていく

恐れないで　わたしは　あなたを救う神
恐れないで　いつでも　あなたとともにいる♪

私たちには、助けを求めることのできる仲間がいます。家族がいます。そして、目には見えませんが神様がともにいます。だから、恐れることはありません。必ず、何とかなります。ですから、普段からいろいろなことに取り組み、どんなことがあっても乗り越えていくことができるよう練習していきましょう。

God bless you today.