朝の心
「日本の信徒発見」150周年
- 2015.04.17
- 朝の心
Good morning, everyone. How’s it going?
皆さんもよく知っているように、日向学院はキリスト教の精神にもとづいた教育をしています。1549年にフランシスコ・ザビエルによってキリスト教が日本に初めて伝えられ、キリスト教を信じる人々、つまりキリスト信者が増えていきました。ところが、豊臣秀吉の時代からキリスト教は禁止され、宣教師たちは国外へ追放されました。それから、徳川幕府の時代にもキリスト教は迫害され続けました。およそ250年もの間、厳しい禁教政策のため、殉教する人たちもいましたが、キリシタンの姿は消えていきました。
ところが、ひそかに信仰を守り伝えた信徒たちが残っていたのです。今から150年前の1865年3月17日に、隠れていた信徒たちが長崎の大浦天主堂で、プチジャン神父というフランス人の宣教師に、同じ信仰をもっていることを伝えました。そのときの言葉は、「ワレラノムネ アナタノムネトオナジ」という言葉でした。
その意味は、「私たちの信じていることと、あなたの信じていることは同じです。」ということです。
こうして、日本の信徒が発見されたのです。自分が大切に信じているものを、守り続けていた人たちがいたということを知り、プチジャン神父は驚き、感動したに違いありません。今年、私たちは日本の信徒発見から150周年を迎えています。わたしたちも、先輩たちが残してくれた同じ精神を大切に守っていきたいと思います。そこで、今日は上村先生の最新の曲である「オナジムネ」という歌を紹介します。
♪長きにわたり 密かに守り抜いた
変わらぬように 絶やさぬように 大切に受け継いだオナジ
ワレラノムネ アナタノムネトオナジ
わたしたちも オナジを守ってゆけますように♪
わたしたちも先輩たちが残してくれた同じ精神を受け継いで、守っていけますように。
God bless you today.