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MORNING TALK

朝の心

勉強がよくできるための九つのすすめ(前半)

2015.05.20
朝の心

皆さんは今、来週から始まる定期試験に備え、試験準備に一生懸命励んでいることと思います。そこで今日は、ドン・ボスコが生徒たちに勧めた「勉強がよくできるための九つのすすめ」(『若者を育てるドン・ボスコのことば』参照)を紹介します。長いので、今日は前半部分のお話です。

 勉強がよくできるための第一の方法は、神をおそれ敬うことです。なぜなら、知恵は神の知恵からくるものだからです。欲望で心が乱れていたら、どうして勉強に対する興味が起こるでしょうか。神の助けなしでは勉強から生じる困難に打ち勝つことはできません。

 第二の方法は、時間を無駄にしないことです。学習中や授業中に、その科目と関係のない本や雑誌を読まないこと。また、雑念にブレーキをかけること。例えば、ある生徒が教科書に夢中になっている様子であるとします。一見、勉強しているようですが、残念ながら彼の頭は、全然違うことを考えているようです。見てごらんなさい、にこっと 笑っているではありませんか。今、彼は、頭の中で遊びに夢中になっているのです。

 第三の方法は、きちんと理解しないまま先に進まないことです。これはどの科目についても、どんな法則や定理についても言えます。一つの課題が終わらないうちに、別の課題に移らないようにしましょう。
 
第四の方法は、食事は規則正しく控え目にとることです。授業や自習の時に、胃が重いままだと頭も重くなり、調子が崩れ、眠くなってきます。結局やる気が失せて集中力が落ち、十分に理解できず、勉強した時間が無駄になってしまいます。
 
そして第五の方法は、よく勉強する友達と交わることです。勉強中のつまらないおしゃべりは何の役にも立たないだけでなく、集中力を失わせ、やる気を失くしてしまいます。賢者が言うように、「知恵者になりたいなら、知恵者に交わりなさい」ということです。

来週は、勉強がよくできるための方法の、後半部分を紹介します。今年度最初の定期試験に向けて、頑張っていきましょう。

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