MORNING TALK
朝の心
発明王エジソンの失敗
- 2017.10.27
- 朝の心
白熱電球の中で、電流を通し光輝く部分をフィラメントと言いますが、その素材として最も適していて燃え尽きにくいものを探し求め白熱電球を発明したのが、かの発明王エジソンでした。エジソンは、金属、紙、糸、コルク、葉っぱのすじ、友人のヒゲなど、ありとあらゆる素材で実験し、最後にようやく竹にたどり着きます。竹は他の素材に比べてずっと長く燃え続け、これが白熱電球の発明となるわけですが、エジソンが竹にたどり着くまでに試した素材の数、つまり失敗の数はなんと約6000回と言われています。しかも、竹にたどり着いた後も、世界中から1200種類の竹を取り寄せ、最も長く燃え続ける竹を調べています。1200種の中から最も長く燃える竹とされたのが、中学3年生は修学旅行のときにバスから見えたと思いますが、京都、八幡男山付近の竹でした。
さて、今年度の学校の目標である「Duc in Altum」とは、沖へ漕ぎ出しなさい、失敗を恐れず挑戦しなさい、というものですが、挑戦とは一度だけすれば終わりというものではありません。失敗しても何度も何度も諦めずに挑戦し続けることが、少しずつ自分を成長させ、やがて成功へとたどり着く道を切り開くことになるのです。勉強、部活、合唱、クラス展示、そして最も大切な人間関係など、あらゆる場面で挑戦を続け、一歩一歩前進していきたいですね。中1・中2の皆さんは、修学旅行で八幡男山の竹を見るとき、今よりもさらに成長した自分で、すがすがしい気持ちで眺められるといいですね。