朝の心
襷をつなぐ
- 2018.02.13
- 朝の心
皆さん、おはようございます。毎年、1月の2日、3日で箱根駅伝というのが行われています。おそらく、皆さんの中にも名前だけなら聞いたことがあるという人。あるいは、テレビで少しだけ見たことがあるという人もいると思います。
これは、関東にある大学の中で、選ばれた大学代表10人の走者が2日間かけて217キロを走ります。駅伝なので、それぞれの大学チームが母校の襷をかけて走り、次の走者につなげて行きます。駅伝のメンバーのみならず、大学の卒業生たちも沿道で応援をすることも多いです。
ただ、ある一定の時間が過ぎてしまうと、母校の襷をつなぐことが出来ず、走らなければならない厳しい面もあります。
襷。前の人から今の人へ。そして、次の人へとつながれて行くもの。これは、私たちにもつながっている部分があるのではないかと思います。みなさんは日向学院生として、部活や学校の精神など今までの多くの先輩たちが築いてきたものを受け継ぎ、自分たちがそれを身につけ、さらにより良いものにしていき、後輩へとつなげていく。このとどまることのない大きなつながりの中で、今、私たちが生活していると思います。
この渡されてきた襷、自分たちが持っている襷をどのように使っていくことが出来るのかは、私たち一人ひとりの姿勢に関わってくると思います。
2018年を迎えて、2週間以上が過ぎました。あと数ヶ月もすれば皆さんも新しい学年に進んで行きます。新年度に向けても、学院生として更なる高みを目指して出来ることは何か。皆さんが持つ襷をより輝かせて行く方法を考えてみましょう。そして、実行していくことができるように歩んでみてください。
最後に「はじめる。」ということについてドン・ボスコの言葉を紹介したいと思います。「いつから、始めるかい?今すぐにかい?」
今日の1日が皆さんにとって有意義な一日となることを祈っています。