朝の心
幸せを感じる心
- 2018.02.21
- 朝の心
コップ半分の水を見て「もう半分」と感じるか、「まだ半分」と感じるかという議論があり、単純に言うと「もう半分」はネガティブ思考、「まだ半分」はポジティブ思考だと言われます。しかし、もう半分だからこそ空の半分をどう満たすかに注目して人類がこれまでに様々な発明や革新を実現してきたことを考えると、単純に「もう半分」が悪いとは言えないのですが、今日は「まだ半分」ととらえるポジティブ思考と幸せについて考えたいと思います。
ミュージシャンの甲本ヒロトさんは次のように言っています。「幸せを手に入れるんじゃない。幸せを感じることのできる心を手に入れるんじゃ。」つまり状況は同じでも、「幸せを感じる心」を持っているかどうかで、人は幸せにも不幸にもなるということです。では、どのようにしたら「幸せを感じる心」を手に入れることができるのでしょうか。コピーライターのひすいこたろうさんは、心理学者のアドラーやセリグマンなどの理論にもとづき、毎日たった2つのことを書くだけで「幸せを感じる心」を成長させる手帳を考案しています。その2つとは、「MY HAPPY」(今日、良かったこと、うれしかったこと、幸せを感じたこと)と、「YOUR HAPPY」(誰かのために、今日やれたこと、親切にできたこと、喜ばれたこと、やさしくできたこと)の2つです。もし、みなさんが、毎日の生活記録や手帳に書くことに困り、「今日は何もなかった」とか「いつもどおりだった」と書いてしまいがちなら、せっかくなので今日自分が幸せだったことや、人を幸せにできたことを思い出して書いてみたらどうでしょうか。ちなみに、今日はいいことなんて一つもなかったと感じる日にはどうするか。ひすいこたろうさんは「『生きてた』と書けばいいよ」と言っています。小さな幸せ、小さな愛の行いを毎日1つ思い出して書き溜めていくだけで幸せになるのなら、ちょっとやってみようと思いませんか。それによって、今年度を幸せに締めくくることができればと思います。