朝の心
会話について
- 2018.07.03
- 朝の心
おはようございます。みなさんは、一日の中でどれだけたくさんの人と会話をしているか考えてことがありますか?あ、いつも学校に来ても同じ人としか話していない。と思う人もいるでしょう。あるいは、基本的に人とは話さないかも...という人もいるかもしれません。たくさん人と話すことは横において、「人と話さない」でも通じる情報伝達手段もあります。最近では、パソコンやスマホによって相手と顔を合わさないでも、簡単に連絡をとることができます。ただ、その反面、お互いに顔を合わせて「話す」ことが減ってしまう可能性もあります。そして、文章からしか相手の考えや感情を読み取ることができないので、お互いのことを誤解することもしばしば起こります。
そんな現状を踏まえて、今回「会話」についてお話したいと思います。当たり前のことですが「会話」を成り立たせるためには「話す側」の人と「聴く側」の人がいなければ成立しません。どちらかが話し、聴く。このキャッチボールによって会話が成立していきます。このキャッチボールを通して、お互いが持つ考えなどを知っていくことができます。私たちの間には同じ考えを持つ人もいれば、違う考えを持つ人も当然います。違う考え方を持つ人に対して、一方的に「あの人も同じ考えだろう」だなんて思っていては非常に危険です。考えのズレが大きければ大きいほど、苦労すると思います。これは気持ちを伝えることも同じで、文章だけで表現された気持ちについて、読み手と送り手の間に違いがあれば、ここでも誤解が生じることになります。これらは友達の間など日常のあらゆる場面で起こりえます。そのお互いの間にある「溝」を埋めていくためにも「会話」が大事になってくるでしょう。そして、「会話」は私たちに新しい考え、見方を与えてくれるものでもあるのです。
聖書の中で、イエスが12歳の時に両親と共にエルサレムに出かけたときに、イエスが神殿の中で学者たちとの間で話し、質問をしていた。という場面が描かれています。イエスも学者の人たちと「会話」をすることで、たくさんの考えに触れ、学んでいったと思います。
便利な世の中になっていく中で、自分の気持ちを伝えたい時、自分の視野を広げて行きたいと思うとき、すぐパソコンやスマホに手を伸ばすのではなく、一度「会話」を選択肢の中に入れてください。皆さんがたくさんの人と行う「会話」がきっとヒントや知識を与えてくれることでしょう。