朝の心
若者の原石
- 2018.07.03
- 朝の心
みなさん、おはようございます。ある日、さとし君は、2人の友達に向かって、ずっとこのようなことを話していました。「僕のクラスのまもる君は僕よりもずっと頭が良い。」「同じく、つとむ君は、僕よりも運動神経が良い。」そして、「隣のクラスのよしみ君はイケメンだ...」と。その話しを聞いていた彼の友達は、心の中でこう思っていました。「確かに、僕らの友達はたくさんのタレントを持っているよね。それと同じく、さとし君。君も良いものをたくさん持っているのにな...」
このような体験をした人達は多いのではないでしょうか。周りと比べて自分なんて劣っている。と思ったこと。たしかに、私たちの周りには私たちが持っていないタレントをたくさん持っている人を見かけることでしょう。しかし、考えてみてください。まわりの人たちも私たちを見て同じことを考えていることもありえるのです。つまり、私たちそれぞれは、持っているタレント、持っていないタレントがあるのは当たり前のことなのです。
新約聖書の中にタラントンのたとえという話があります。主人から渡されたタラントンをどのように使ったのが問われていきます。つまり、私たちがそれぞれ与えられている豊かな能力をどのように使っていくのかを見られています。
自分たちが持っている能力に気がつくためにも、毎日の生活を大切に過ごしていきましょう。授業の時間には、一生懸命に取り組む。遊べる時間なら思いっきり遊ぶ。部活の時間なら、精一杯部活に打ち込む。その中で、それぞれが持っている能力が発見されることもあれば、能力を磨いていくことも出来ると思います。もったいないのは、せっかく持っているタレントに気がつくことなく、使っていくことができないことだと思います。
さぁ、皆さん。新しい学年がスタートして2ヶ月ほどが経過しました。新しい学年での生活にも慣れてきた頃だと思います。もう一度、自分たちの気持ちを引き締めてみましょう。皆さんが持っている輝かしい原石を磨いていくためにも取り組んでいきましょう。