朝の心
スランプの状態にあるとき
- 2018.09.26
- 朝の心
おはようございます。みなさんは、勉強、部活など毎日、多くのことをこなしながら生活をしています。そして、勉強なら定期テスト。部活なら大会、発表会などそれまで培ってきたものを発揮する場が与えられています。
その中で、上手く行くこともあれば、上手くいかないことも当然ありますね。「上手く行かない」が続いてしまう経験をしたことのある人もいるでしょう。この「上手くいかないが続く状態。」いわゆる「スランプ」です。何をしても上手くいかない。勉強なら試験一週間以上前から定められた範囲をやっているのに成績が伸びない。部活でも毎日参加して、積極的に練習しているけど上達しない。そんな「スランプ」の状態にあるときには、「もっと、こうしなければならない。」「いや、もっともっと頑張らなければならない。」と焦ることも多いと思います。
最近、読んだ本の中で、そのスランプ状態について次のように書かれていました。「人は実際のスキルよりも、それを判断する「目」の方が先に成長することが多い。」つまり、私たちの目が先に成長してしまうため、自分は退化していると思い込んでしまうそうです。でも、実際は退化しているわけではなく成長の途中なので、スランプであったとしても、自分には同じように続けていくことを選べるし、そのうちに再び成長軌道に乗るから大丈夫と思うことが必要なのだそうです。
日向学院創立者のチマッティ神父は教え子たちにこのような話しをしていました。「過去はもうすぎたものだから、それについて悩まないで、忘れるようにしよう。未来のことは、それは神様の御手にある。余計な心配をすることはない。自分の手に在るのは、現在のことだけである。それを有効に活用するようにしよう」
多かれ少なかれ、私たちは人生の中で「スランプ」の状態になることがあるでしょう。でも、それは成長に繋がる段階の1つと思って、諦めずに続けていくことをしてほしいと思います。時には、視点を変えて取り組んでみる。各々が出来る工夫をして欲しいと思います。2学期も多くの場面でみなさんが今までの積み重ねを発揮できる機会があります。そこで思う存分、力を出して欲しいと思います。
今日の1日が皆さんにとってよい日となりますように。