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MORNING TALK

朝の心

クリスマス献金

2018.12.13
朝の心

「最も大切なことは、人としての心を育てることです。困難の中にある人々の痛みを感じることのできる心です。」これは、先月来校されたフェルナンデス総長様が生徒代表の質問に答える中で残してくださったメッセージです。そして、次のように続きます。「率先して行動するよう皆さんに呼びかけたいと思います。(内戦・災害・貧困などの)困難のうちにあるサレジオ会の学校を支援してください。皆さんの共同体、700人の生徒、先生方、家族の皆さんで、何かを変えることができるでしょう。何か特別な取り組みをするよう招きます。しかし、ここで教育を受けている若い皆さんにとっていちばん大切なのは、人の痛みに敏感な心を育むことです。」と。

さて、食べるものがあり、着るものがあり、勉強ができ、家族がいて、それが当たり前だと思っているわたしたちに、総長様は呼びかけています。自分の狭い世界から一歩踏み出し、目を上げ、わたしたちにとって当たり前なものが何一つない生徒たちの心の痛みに敏感になること、そして、わたしたちにできる何か特別な行動を具体的に起こすことです。そこで、今年のクリスマス献金は、この総長様の呼びかけに応え、DBK〔ドンボスコ基金〕というサレジオ会日本管区の運営する基金を通して、「総長様が援助を送る必要があるとしている困難を抱えるサレジオの学校」に送ることになりました。来週月曜日から、各クラスで朝と帰りのHRのときに献金箱を回します。ぜひ、みなさんのあたたかい積極的な協力をお願いしたいと思います。また、総長様が言われた「痛みに敏感な心」についても考えてみましょう。人の痛みが分かるのは、自分も痛んだ経験のある人だけです。ただお金を入れるのではなく、何か小さな犠牲や我慢をして、そこから生まれたお金を痛みとともに献金することこそ、総長様の本当に望まれるものなのだと思います。

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