MORNING TALK
朝の心
聖なる者になろう
- 2019.02.05
- 朝の心
イタリア語で「贈り物」を意味する「ストレンナ」。新年にサレジオ会総長が発表するサレジオ家族の年間目標を、サレジオ家族では「ストレンナ」と呼んでいます。今年、フェルナンデス総長様がわたしたちに掲げられた年間目標は「聖なる者になろう」です。「聖なる者」という響きはとても崇高で、聖なる者への歩みは、愛、修行、献身、自己犠牲など、厳しいいばらの道をイメージする人もいるかもしれません。そんなふうに考えると、「聖なる者になろう」と言われても自分はちょっと遠慮しますと言いたくなる気がします。
しかし、フェルナンデス総長様が求めていることは、そんな難しいことではないようです。ストレンナには、次のような言葉が説明として添えられています。
「聖なる者になることは、幸せであることです。いのちのすばらしさを余すところなく生きることです。人間らしさを奪うものではありません。私たちの弱さを、神の恵みが包んでくれることです」また、次のようにも言われています。「人生はどのような困難があろうと、生きる価値のあるものです。幸せであるとは、毎朝、いのちの奇跡を神に感謝すること。自分の気持ちに素直であること。批判を恐れないこと。自由に、喜びをもって、単純に生きること。「私が間違っていた」、「ゆるしてほしい」、「あなたが必要」、「あなたを愛している」と言える勇気をもつことです。幸せをあきらめないで。人生はすばらしいのです」
さて、総長様の「聖なる者になろう」という招きに応え、この一年、今日生かされているいのちに感謝し、喜びをもって、自由に、周りの人を大切にしながら、幸せな歩みを続けていきましょう。