朝の心
自分に百点満点を
- 2019.03.16
- 朝の心
今年度も終わりに近づいてきましたが、この一年を振り返って自分自身を採点するとしたら、みなさんは自分にいったい何点をつけるでしょうか。教育者の山崎房一さんは、ある著書の中でこんなふうに書いています。「自分に百点満点をつけよう。自分は40点だなと思っても、無理をして百点満点をつけていると自然に自分の古い殻が破れて、新しい自分に変わる」と。今の自分に満足してしまったら、成長しないのではないかと反論したくもなりますが、そうやって常に自分に厳しい目を向けていると、自分なりに精一杯がんばっていても、「もっとがんばらなければ」、「自分はもっとできるはずだ」と、決して自分に満点をつけることができません。しかし、思い切って自分に満点をつけてみると、うれしく前向きな気分になりますし、100点の自分から120点の自分を目指そうとがんばる勇気も湧いてきます。
そんな「がんばろう」という気持ちを応援するかのように、山崎房一さんは次のような詩も書いています。長い詩なので一部だけを紹介します。じっくり味わってみてください。
強くなろうと思うなら、もっと自由になろう。
自分をしめつけている呪縛から自由になろう。
強くなろうと思うなら、人生の目的をもて。
強くなろうと思うなら、感謝を知れ。 (中略)
強くなろうと思うなら、他人に功をゆずれ。
強くなろうと思うなら、見えない基礎石となれ。
強くなろうと思うなら、自分を嫌うな、好きになれ。 (中略)
強くなろうと思うなら、
肩の力を抜いて、いつも笑顔を忘れるな。
強くなろうと思うなら、判断を早く、今に燃えろ。
強くなろうと思うなら、
自分の運命は自分の手で、力いっぱいむしり取れ。
強くなろうと思うなら、神仏の力をお願いしよう。
強くなろうと思うなら、嫌な事でもまっすぐ進め。
たった一人でまっすぐ進め。
自分の力で扉を開け。
開く扉で世界が開く。