朝の心
聖なる者になるとは
- 2020.11.27
- 朝の心
今年の春、サレジオ会では日本を含む東アジア・オセアニアの地域顧問が新しく選ばれました。ベトナム人司祭のヨセフ・グェン・ティン・フォック神父様です。ヨセフ神父様は、東アジア・オセアニア地域のサレジアン・ファミリーに毎月動画でボナノッテを配信してくださっています。ボナノッテとは、寝る前などに語って聞かせる小さなお話のことです。サレジオ会のホームページで視聴できますので、皆さんも一度、時間がある時に開いてみてください。
今朝は、ヨセフ神父様の11月のボナノッテを紹介したいと思います。
「聖フランシスコ・サレジオは、貴重な教えを私たちに残してくれました。それは、私たちすべての者は、日常生活の中で聖なる者になるように招かれていることを強調していることです。この教えはドン・ボスコによって引き継がれていきました。ドン・ボスコはこの聖フランシスコ・サレジオの教えを要約して次のように言っています。「私たちにとって聖なる者になるとは、自らの務めを喜んで果たすことにかかっている」と。
聖なる者になる時、二つのことが大切になってきます。それは、神への愛と、他者への慈愛です。一日中、聖堂にいても運動場にいても、祈りの時も教室で教えている時も、事務所や会社で働いている時にも、あるいは共同体や家庭で務めを果たしている時であっても、神への愛、他者への慈愛を生きることです。
教皇フランシスコも次のように述べています。聖なる者とは、大きな愛をもって子どもたちを育てる両親、家族を養うために懸命に働く人々、病気の人、笑顔を絶やさない高齢の修道者、すべての人に見出すことができます。それは私たちの暮らしの中で、あるいは隣人に、神の現存を映し出す生き方です、と。
今月が、皆さんとって聖なる者に向かった成長の月でありますように。聖なる花が咲き誇る月でありますように。神の祝福が皆さんの上にありますように。」