朝の心
本当にやりたいことを見つけるために
- 2022.05.12
- 朝の心
みなさんはNHK朝ドラを見ていますか?いま「ちむどんどん」という沖縄が戦後アメリカから日本に返還されて50年を記念してつくられたドラマが放映されています。舞台は50年前、山原地方のある家族に生まれた主人公の暢子は貧しいながらも母と兄、姉、妹とともに楽しく暮らしています。
第4週目だった先週の放送で、高校生3年生の暢子はあることで悩んでいました。貧しい家族を支える母を助けるため、高校卒業後就職することを決めていましたが、あることがきっかけで内定していた就職を辞退することになりました。就職活動を再開するも、自分が本当にしたいことが分かっていない自分にモヤモヤし、このまま何となく働いてもいいものかと悩んでいたのです。
そこで、かけっこのライバル(暢子は足がとっても速いのです)男子陸上部の主将が暢子に声をかけます。「そんなときはとにかく体を動かせ。働いてみないと分からん。」その一言にハッとした暢子は「悩んでいるのは自分らしくない。とにかく体を動かして目の前のことに一生懸命取り組もう!」とあかるさを取り戻していきます。
皆さんの中で将来の夢を持っている人はどれくらいいるでしょうか。もしかしたらしっかり夢を持っている人の方が少ないかもしれません。また夢があってもそれが本当に自分のやりたいことなのか、自分の使命ミッションなのかはまだわかりません。やりたいことが分からないということが勉強へのやる気を下げてしまったり、大学や学部選びで悩んだりすることもあるでしょう。そいうときはとにかく体を動かして目の前のことに一生懸命になってみてください。暢子も目の前のことに集中した結果、やりたいことを発見しました。皆さんも目の前の一つ一つのことを大切にする中でいつかきっと自分に与えられた使命に気づくことができるでしょう。なぜなら周りの人や出来事を通して神は私たちに語りかけるからです。