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MORNING TALK

朝の心

クリスマスの贈り物

2022.12.10
朝の心

 日中もだいぶ冷え込んできて、マフラーや手袋が活躍する季節になりました。1年の最後の月、12月に入りましたが、カトリック教会では一足早く新しい年がクリスマスを準備する待降節という季節とともに始まっています。正門わきに恒例のプレゼピオも登場しました。

 クリスマスはイエスがお生まれになったことをお祝いします。「闇の中を歩む民は、大いなる光を見、死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた」(イザヤ9:1)と旧約聖書で預言されていた通り、神は弱い人、苦しむ人、助けを必要とする人々を救うために自分の子どもをこの世に送りました。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された」(ヨハネ3:16)とヨハネによる福音書で言われているように、神がわたしたち人類のために送ることのできる最大の贈り物がこの赤ん坊だったのです。

 クリスマスはその出来事を喜び祝うとともに、私たち自身も誰かのための贈り物になれないかということを考える時でもあります。今この瞬間も様々な状況の中で苦しみ、助けを必要としている人々がいます。2000年前のイエスのミッションはイエスの弟子たちに引き継がれ、ドン・ボスコを通して今、私たちにその使命が引き継がれています。さて、私たちはそのために何ができるのでしょうか。

 木曜日から学院で行われるクリスマス献金はその一つの大きなチャンスです。例えばいつもジュースを1日2本買っていたら、1本我慢してそのお金を献金箱に入れてみましょう。何か好きなものを我慢することは、今助けを必要としている人々がいるということを思い出すと同時に、その人たちの苦しみを少しでも体験し分かち合おうとする機会となります。今年度のクリスマス献金は生まれたばかりの命を守るための活動をしている「NPO法人フローレンス」に送られます。後日配信される資料に説明がありますが、今回はより皆さんの自主性を大切にする工夫をしています。自分で調べて、どの分野の支援をしたいか考え、積極的に献金に参加していきましょう。

※「NPO法人フローレンス」https://florence.or.jp/donate/

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