朝の心
母の心
- 2023.05.19
- 朝の心
この前の日曜日は母の日でした。皆さんはお母さんに何かしましたか?
わたしは見ての通り、真面目でよい生徒だったのですが、これまでに母を2度大変心配させたことがあります。一つ目は中2の時、部のキャプテンだったのですが、顧問の先生は忙しく、平日の練習はほぼ生徒に任せていました。しかし私は全く部をまとめられず、責任を感じ苦しんでいました。母に相談したらすぐに顧問の先生に連絡し、学校まで来て先生に相談してくれました。何で先生がそこまでおどおどしているのか当時はわかりませんでしたが、教師となった今ではよくわかります。結局はみんなが日替わりでキャプテンをやり、最後に投票で新しいキャプテンが決まりました。
ふたつ目は高校生の時、もうすでにサレジオ会の志願院というところに入っており実家を離れて三重県四日市に住んでいましたが、高2の春から腰が痛くなりはじめ、夏以降は痛み止めを飲んでも授業をまともに受けられないほど重症になってしまいました。精密検査をして椎間板ヘルニアと診断され、高3になる春に手術をしましたが、リハビリ中に我慢できずに体を動かし5月、ちょうど今の時期ですね一か月間入院する羽目になってしまいました。うれしかったのは両親がお見舞いに福岡県から来てくれたことです。志願院でイベントがあっても一度も四日市に来てくれたことがなかったからです。でも母の顔はすごく悲しそうで驚きました。ずいぶんあとで聞いたのですが、志願院の院長から腰痛が治らなかったらサレジオ会の会員になるのは無理だと言われ、そんな体に産んでしまったのは自分の責任だと自分を責めていたようです。
母親というものはこのように、子どものことを心配し、責任を感じ、一生懸命になるものです。5月は聖母マリアを思い起こす聖母月でありますが、マリアも私たち一人一人のお母さんとして私たちのことを常に見守ってくれています。