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MORNING TALK

朝の心

ロザリオの祈り

2024.10.02
朝の心

Good morning, everyone. How's it going?

カトリック教会では10月はロザリオの月とされています。ロザリオとは、祈りの道具です。ロザリオは数珠のように小さな丸い玉を繋ぎ合わせたものです。それを使って、祈りの数を数えながら、イエス・キリストの生涯を黙想しながら唱えます。まず主の祈りを唱えてから、アヴェ・マリアの祈りを10回唱え、栄唱を唱えます。これで1セットです。これを5セット繰り返し唱えていきます。そうすると、アヴェ・マリアの祈りだけでも、合計50回唱えることになります。同じ祈りを繰り返すことにどんな意味があるのでしょうか。

このことについて、あるシスターから聞いた話を紹介しましょう。わたしたちがまだ幼いころ、お母さんを何度も呼んだことがあるでしょう。幼い子どもが、とにかく、お母さんを呼ぶのです。「お母さん、お母さん、お母さん!」そのときお母さんは、「うるさい!」とは言わないでしょう。「なーに? どうしたの?」というでしょう。子どもがお母さんを何度呼んでもいいのです。マリア様はみんなのお母さんですから、わたしたちが、何回も「アヴェ・マリア」と言っても、それを聞いてくれるでしょう。わたしたちの願いを聞いてくれるでしょう。ロザリオの祈りとはそういうものなのです。

 アヴェ・マリアの祈りは、マリアさまが私たちの願いをイエスさまに取り次いでくださる祈りです。最後に永井隆という方が、「ロザリオの鎖」という本の中で言っている言葉を紹介します。

 それは、「いつでもロザリオ、どこでもロザリオ、みんなでロザリオ」です。

というのも、ロザリオの祈りは、主の祈り、アヴェ・マリアの祈り、栄唱の祈りを知っていれば、いつでも、どこでも、だれでも唱えられる単純な祈りだからです。初代校長のチマッティ神父も、よくロザリオの祈りをしていたそうです。皆さんも、ロザリオの月である10月に、大切な人のために、助けを必要としている人のために、この祈りを唱えてみてください。

God bless you today.

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