MORNING TALK
朝の心
ハロウィンと諸聖人の祝日
- 2024.10.31
- 朝の心
10月31日はハロウィン。先日の朝の心、学院長の濱口神父の話にもありましたが、古代ケルトの文化はキリスト教にも影響を与え、翌日の11月1日は All saints day、天国にいるすべての聖人を思い起こす大祝日(諸聖人の日)となっています。
聖人とはイエスに従って神の思い、神の御心を生きた人の事です。イエスの弟子たちであったペトロやパウロ、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエル、ドン・ボスコやドミニコ・サヴィオなど、たくさんの聖人たちは私たちにとって神からのメッセージの具体的なモデルです。
教皇フランシスコは教会に認定されている有名な天上の聖人のほかにも、ひっそりと生きている無名の聖人たちもこの地上にたくさんいることを指摘しています。諸聖人の祝日には、天上の聖人たちのことを思い起こすだけでなく、私たち一人一人がそのような聖人になるように招かれていることも思い出します。
聖人がどんな人のことか考えるととても難しいように感じますが、ドン・ボスコは「聖人になることは難しいことではない」とよく生徒たちにいっていました。それは「日々の務めを誠実に果たすこと」、聖人になるためにはそれだけでいいのだと。やらなければならないことを「いつも喜んで」、「どんな事も心を込めて」行うこと。そのようにしていけば周りの人も笑顔にさせる、喜ばせることができます。そんな聖なる人になっていきたいものです。