朝の心
クリスマスの意味
- 2024.11.28
- 朝の心
Good morning, everyone. How's it going?
今週の水曜日の午後に正門の横で先生たちが作業をしていました。毎年この時期になると飾られるプレゼピオと呼ばれるものです。プレゼピオとは、イエス・キリストの誕生の場面を再現して、馬小屋の中にヨセフとマリア、幼子イエス、羊飼いや博士たち、そして動物などの人形を飾るものです。これを始めたのはイタリアのアシジの聖フランシスコという方で、1223年のことでした。はじめは生きた人間と動物を使って再現していましたが、のちに人形や模型を使うようになりました。本校では、試験最終日に人形を並べる予定にしています。
クリスマスに向けて、馬小屋を飾るのはクリスマスの意味を伝えるためです。イエス・キリストが貧しい馬小屋で生まれたことには、深い意味があります。それは、神さまは富や権力ではなく、謙遜で貧しい状況の中で人類に近づいたことを示しています。イエスの誕生を最初に告げ知らされたのは、社会の中で低い地位にあった羊飼いたちでした。イエスがきらびやかな宮殿ではなく、馬小屋に生まれたことは、貧しい人々や苦しんでいる人々と連帯する神さまの姿を現しています。どんな人であっても、あなたは大切な人ですよ、というメッセージをイエスは生まれたときから人々に伝えていたのです。神は愛です。その神が人となり、私たちのうちに来られました。あなたがあなたであるというだけで大切なのだということを目に見える姿で生きるためです。その幼子の名は、イエス。「神は救う」という意味です。「神は、その独り子をお与えになったほどに世を愛された。」(ヨハネによる福音3章16節)」と聖書にあります。やがて来るクリスマスに、幼子イエスの静かに眠る姿を見つめながら、神さまは私たち一人ひとりを大切に思っておられることを心に深く刻み込みましょう。
God bless you today.