お知らせ
サレジオ家族学校中高生の集い
- 2020.12.03
- グローバル
11月21日の午後、全国にある姉妹校の中高生の集いがオンラインで行われました。
昨年ローマ教皇の来日に合わせて行われた「サレジオ家族学校中高生の集い」を継続していきたいという意図で、今年も開催されたのですが、コロナ禍にあって東京、神奈川、静岡、大阪、宮崎にある8つの学校の66名の生徒たちをzoomでつないだ今回の集いは、とても刺激的でした。
日向学院からは8名の高校生が参加し、代表生徒の手品を使った学校紹介が大好評でした。
集いの中では、教皇様が訴えている環境や貧困問題対して「私たちができること」についてディスカッションをしました。他の学校の意識の高い生徒たちの言葉を聞きながら、本校の生徒たちも「何かしてみたい!」という気持ちになったようです。
オンラインという場所に縛られない方法での交流が可能になった今だからこそ、もっと外に目を向けたいという生徒たちを応援していきたいと思います。
参加した生徒の感想を紹介します。
「私はサレジオ家族学校中高生の集いに参加して第一に感じたことは皆、協調性が凄いということでした。特に、グループでの意見交換の際に初対面でかつ、画面越しにも関わらず堂々と話している姿には驚きを隠せませんでした。
しかし、環境問題についてグループで議論した時には私も含めて具体的な考えは一人一人違うが、今の状況をどうにかしなければならないという考えが皆根底にあることを知ることができました。私たちのグループで環境問題について私たち人間ができることを話し合った時に多く出た意見が教育についてでした。大人になって環境について考える機会は意識が高い人以外はほとんどないと思うので、学生時代にしっかり向き合い周囲にいい影響を与えることこそが改善につながるのではないかなという理由でした。そして話し合いを終えて自分が出来ることを考えた時、私は将来小学校教員になる事を目標にしているので環境問題について生徒に正しい知識を教えて出来ることを生徒たちと考えることが環境問題改善に貢献できるなと思いました。そして小学校教員になるまで、節電、ゴミ拾い、マイバック持参など日常生活で出来る小さなことを実践していきたいと思います。
今回集いに参加して、環境問題で意見交換だけでなくグループの進行やまとめという普段はできない体験もさせてもらってまた近い年齢の人達と意見を交わせて良かったです。」(高2女子)
「僕がこの集いに参加して感じたことは、『自分の未熟さ』です。グループでのディスカッションの時に、自分とあまり歳の変わらない人たちが、理路整然と話していたのに対し、自分はまとまりの無い内容をただ一方的に話しただけでした。その差は何なのかと考えた時に、一つとして勉強量の差からくる知識の量だろうなと感じました。
グループディスカッションでは、本当に沢山の意見が出てきて『こんな考え方もあるんだ』と感じることが多かったです。特に、『自分の利益のためだけに行動するのではなく周囲にしっかりと配慮を行っていたら今の環境問題は起きていない』という意見に共感しました。なので『塵も積もれば山となる』ということわざがあるように、自分もエコバックを積極的に使うとか、部屋を出る時は必ず電気を消すというような小さなことでもいいからしていきたいなと思いました。また、問題解決をするために自発的に、企業と連携して、フェアトレードで取り引きされた商品を広めようという活動を行なっている高校もあり、驚かされました。
今回の集いでは、中身の濃い話し合いができたり、新しい知識が増えたりととても貴重な体験ができたので良かったです。」(高1男子)